物理周辺の知識まとめ

ちょっとしたまとめを書きます.

極座標ラプラシアン,発散,回転の簡単な導出,一般の座標系への応用

Gaussの定理

 \int\vec{\nabla}・\vec{A}dV= \int{\vec{A}・\vec{dS}}

において左辺の積分範囲を微小にすると

 dV\vec{\nabla}・\vec{A} =\int{\vec{A}・\vec{dS}}  

となる.以上までは座標系に依存しない議論であるから,実際に右辺を微小領域について計算してからdVで割れば,座標系に応じた発散が求められる.

 \vec{A}\nabla{B}と置き直せばラプラシアンを計算できる.

変数変換を馬鹿正直にやる方法よりはるかに簡単である.

 

同様の対応がStokesの定理と回転にも存在する.

\int(\nabla\times\vec{A})・\vec{dS}=\int\vec{A}・\vec{ds}

において左辺の積分範囲を微小にすると積分の外にrot(の各成分)をくくりだすことができる.ここまでは座標系に依存しない議論であるから,右辺を実際に計算することで 座標系に応じた回転を求められる.